年間10人限定の新規「入れ歯」製作
当院における「入れ歯」の治療スタイルは、診療室での治療行為と技工室での技工作業から成り立っています。
ご覧いただければお解りのように、当院では「入れ歯治療」に、技工作業が大きな割合を占めています。「入れ歯」製作においては、治療行為の約8割が、技工作業に費やされます。更に、患者様のご来院日以外で行う技工室での作業に、多くの時間を必要とします。
当院では、入れ歯の「咬み合わせ」の軸となるべき人工歯の排列作業(歯を並べること)を、院長自ら行っております。
お一人さまの「入れ歯」作製に際し、この作業に上下「総入れ歯」で2〜3日の技工日が必要となります。このため診療日であっても休診し、別枠で技工日を設けています。
当院では、入れ歯の「咬み合わせ」の軸となるべき人工歯の排列作業(歯を並べること)を、院長自ら行っております。
お一人さまの「入れ歯」作製に際し、この作業に上下「総入れ歯」で2〜3日の技工日が必要となります。このため診療日であっても休診し、別枠で技工日を設けています。
*当院の年間診療日(約240日)のうち、1/6の40日を技工日(土・日・祭日以外の年間40日休診)としています。これにより、年間の「入れ歯」作製に携わることができる患者様を10人限定、とさせていただいています。 |
新規での受付数が少ないことに驚かれるかもしれませんが、一つひとつの作業を丁寧に行い、精密な「入れ歯」を作るとするならば、どうしても時間を必要といたします。
ある患者様の上・下「総入れ歯」を例に挙げると、その作製に要した時間:(治療時間+技工時間)は、約60時間でした。その内、院長自らが行う技工作業の時間は約8割を占めています。
例えば職人と呼ばれる焼き物師が、自分の作品を全て外注に出したり、自分の弟子に下請け作業をさせたりしているでしょうか?素材からこだわり、自分で最初から最後まで責任を持って完成品を造っているはずです。これがプロフェッショナルとよばれる所以なのです。
患者様の状態を可能な限り良い方向へ改善するためには、体に合った技工物(「入れ歯」・「被せ物」)が必要です。
ある患者様の上・下「総入れ歯」を例に挙げると、その作製に要した時間:(治療時間+技工時間)は、約60時間でした。その内、院長自らが行う技工作業の時間は約8割を占めています。
例えば職人と呼ばれる焼き物師が、自分の作品を全て外注に出したり、自分の弟子に下請け作業をさせたりしているでしょうか?素材からこだわり、自分で最初から最後まで責任を持って完成品を造っているはずです。これがプロフェッショナルとよばれる所以なのです。
患者様の状態を可能な限り良い方向へ改善するためには、体に合った技工物(「入れ歯」・「被せ物」)が必要です。
私は、仕事を請け負うだけ請け負って雑な作業をするより、自分の治療の質を保つことを選びました。本物の手作りの「入れ歯」をご提供すること。それが、患者様の体を預かる者の務めだと強く思っています。
今は色々なことが機械化・簡略化される時代となりました。口の中の撮影をして、すぐに「入れ歯」を差し出される時代も来るかもしれません。しかし、どんなに医学や科学が進歩してもそれを扱うのは人であり、日々変化していく「からだ」と「咬み合わせ」を適合させた「入れ歯」の作製が、近い将来たやすくできるとは思えないのです。
知り合いの技工士さんから聞いた話です。
「歯をCTスキャンして詰め物などを簡単に作れるようになってきましたが、顕微鏡で確かめると、先生が求められる適合にまで至っていないのが現状です。隙間はセメントで埋めることになります。」
今は色々なことが機械化・簡略化される時代となりました。口の中の撮影をして、すぐに「入れ歯」を差し出される時代も来るかもしれません。しかし、どんなに医学や科学が進歩してもそれを扱うのは人であり、日々変化していく「からだ」と「咬み合わせ」を適合させた「入れ歯」の作製が、近い将来たやすくできるとは思えないのです。
知り合いの技工士さんから聞いた話です。
「歯をCTスキャンして詰め物などを簡単に作れるようになってきましたが、顕微鏡で確かめると、先生が求められる適合にまで至っていないのが現状です。隙間はセメントで埋めることになります。」