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2020年09月10日 [入れ歯 富山]

【治療がうまくいく人と、いかない人の違い】



【うまくいく人と、いかない人の違い】

タイトルを見て、ドキッとされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。



歯科の治療でも、
【うまくいく人】・【うまくいかない人】
というのは存在します。


「人それぞれ違うのだから当たり前」と思われるかもしれません。
確かにそうなのですが・・・


医療者側が同じように全力を尽くしても、
【改善が早い人】・【なかなか良くならない人】 というのは実在するのです。



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では、どこに違いがあるのでしょうか?


長年、現場で多くの患者さんとお付き合いさせていただいていると、
その違いがはっきり分かるようになってきました。
それは・・・


✅ 少しでも良くなったところに、目を向けられるか

✅ 悪いところにばかり、目がいくのか

この違いです。



例えば、Aさん・Bさんという2人の患者さんがいらっしゃって、
同じように「噛めない」という症状を訴えられたとします。
治療をして同じように60%くらい改善したとしても・・・


Aさんは「前よりこんなに良くなった〜」と嬉しそうなのに、
Bさんは「まだ、全然良くならない!」と不満顔、くらいの違いがあります。


以前の自分の状態と比べて、
少しでも良くなったことに、感謝している (Aさん)
悪い部分がまだ残っていないか、探している (Bさん)

要は、「どこに意識を向けているか」の違いなのです。


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お察しのよい皆さんは、もうお分かりでしょう。
圧倒的に治りが早いのは、Aさんの方です。


つまり、「小さなことを素直に喜ばれる方」は治りが早く、


「まだ、まだ、まだ…」と意識がそこにしか向かない方は、
結果的に「あら探し」をすることが目的となり、
悪いスパイラルにはまってしまわれることが多いのです。


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医療者側は、前回行なった治療に対し、
「その後どうなりましたか?」と聞き取りをします。


「ここが、こんなふうに良くなりました」という答え方をされると、
この問題は解決したから、次の問題にあたろうと、
治療がスピードアップしていきます。


一方、悪い部分のことだけ言われると、
前回の治療が有効だったのかどうか、
というところから判断しなければなりません。


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「病は気から」とも言われます。
私どもは、患者さんの「不安な気持ち」や「ご不満」を解消するよう努めています。


どうしてこのような症状にいたったか、
その原因についても、できるだけお話しするようにしていますが、
口の中:歯のことだけを診ていても、解消できない問題もあります。


それは、生活の中に根付く習慣に基づくものだったり、精神的な問題であったりもします。
それゆえ、歯のことだけでない方法で改善を試みる場合もあります。



ですから患者さんには、ただ依存されるだけでなく、
医療者側と二人三脚で、
「いっしょに治していきましょう」
そんな気持ちになっていただけると嬉しく思います 😀



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◆治療が「うまくいく人になりたい」と思われた方、
帝京大学医学部外科准教授:新見正則先生の著書が参考になります。

『誰でもぴんぴん生きられる−健康のカギを握る「レジリエンス」とは何か?』

ご興味のある方はぜひご覧ください。



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